ボーカルMIXについて その3

ディジコンアドベントカレンダー2021 12月22日担当のソロです。

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ボーカルMIXについてその3となります。その1、その2の続きとして書いているのでその1をまだ読んでない方は是非その1、その2を読んでからこの記事を読んでくれると幸いです。

ボーカルMIXの手順(振り返り)

1.音量調整1回目+縦合わせ

2.EQ、ディエッサーをかける

3.コンプレッサーをかける

4.空間系エフェクトをかける

5.音量調整2回目

前回は1と2について書きましたので今回は3以降の手順について説明していきます。

3.コンプレッサーをかける

コンプレッサーをかけます。基本的にボーカルにかけます。コンプレッサーの役割は、全体の音量差を少なくするというものです。大きすぎるところと、小さすぎるところの差を小さくします。音量がある程度均一になると思ってくれて大丈夫です。

色々と数値があるので初心者の方はどうすれば良いのか分からなくなりがちなエフェクトです。とりあえず音源の音量がある程度均一になるんだな~と思っていればいいです。曲調によってかなり数値も変わるので。

4.空間系エフェクトをかける

空間系エフェクトをボーカルにかけます。空間系エフェクトとは何かということですが、ここではリバーブ、ディレイの2種類を取り上げます。このエフェクトではボーカルの奥行き、広がりを作ります。ここでの注意点はかけすぎて次の音に干渉しすぎないようにする。ということです。音を広げすぎると、次の音に重なって変な音が鳴る場合がありますので注意です。

5.音量調整2回目

エフェクトを色々とかけたので少し音量バランスが変になっている可能性がありますので、ここでもう一度全体のバランスを調整しましょう。

これまでにかけたエフェクトでgainを調整できるものがあるのですが、トラックで調整しましょう。

まとめ

詳しいエフェクトのかけかたに関しては取り上げてないので内容自体は薄いと思いますし、手順はこの通りやるのが正解という訳でもありません。結構人によって手順は違うし、かける際の数値も違います。自分なりのMIXの安定を見つけるのが良いでしょう。

また、IAに任せるとかも今はあります。その名も、Nectar3と言われるプラグインになります。セール中の時期は1万円いかない時もあるので時々サイトをチェックしてみるといいでしょう。

それでは~